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在宅で療養するのが一番という神話

2018/09/04

在宅での医療や介護に関わる人の中には、住み慣れた自宅で療養することが最も素晴らしく、自宅で最期を迎えられることこそ幸せだと主張する方がいます。

しかし私たちは、療養する場所やどこで最期を迎えるのかが重要なのではなく、療養者本人や介護する家族がどこまで納得できるのかが大切だと考えています。

 

もちろん私たちも数多くのサービス事例を通して、『自宅が持つ力』を実感してきました。

自宅に戻った途端、不穏が治まる、痛みを訴えなくなる、食欲が戻る、笑顔が増えるなど、療養者の精神面、身体面へのプラスの効果は絶大なものがあります。

しかしそれは、療養者と介護者が「自宅が一番いい」と考えているからこその結果ではないでしょうか。

 

病院で最期を迎えたいと考える方も多いですし、施設に入ってくれるのが安心と考えるご家族も多いのが現実です。

『在宅での療養』が必ずしもベストな選択という訳ではありません。

現実的な要素が様々に絡み合った中で、本人とご家族が最終的に最善だと思える選択ができれば幸せなのではないでしょうか。

 

私たちが自費の訪問看護にこだわる大きな理由のひとつが、「場所を選ばず最良の療養環境を作るためにサポートできる」という点にあります。自宅、病院、施設のどこにでも看護サービスを提供することができ、その場所によってサポートの形を変えることもできます。

自宅で療養している方が入院すれば病院で付添うこともできますし、施設から自宅に外泊した時に自宅で付添うこともできます。

 

ご本人とご家族が納得できる療養になるよう、あらゆる場所で看護を通してサポートできることが、アラジンケアの特徴であり、私たちの目標でもあります。