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訪問看護に機動力が求められるワケ

2018/09/16

アラジンケアにいただくご相談は、急を要するケースがほとんどです。

現在入院中であれば、1週間~2週間後には退院することが多く、転院するのか在宅で療養するのか、家族も短い期間に選択をしなければならない状況です。

 

転院するなら転院先を探さなければならず、在宅で療養するなら、ケアマネージャーや介護事業者を決めなければなりません。

 

高齢者の場合は、肺炎や骨折、あるいは慢性疾患の悪化などによる入院の場合、急性期を脱しても元の状態に戻ることは少なく、入院前よりもADL(日常生活動作)が落ちてしまうことがほとんどです。

 

つまり、入院をきっかけに初めて長期療養が必要になることが多いのです。

 

特にアラジンケアがサービス提供している東京エリアには、大学病院をはじめ大きな急性期病院が多く、在院日数短縮のため、入院したらすぐに退院しなければなりません。

入院するなら大きな病院の方が安心できると考えていても、大きな病院はすぐに退院しなければなりません。

 

ですから、アラジンケアもご相談をいただいたら、すぐに動ける体制にしています。ケアマネージャーや在宅医、各種事業者が決まっていくのと同時並行してサービス提供に向けて準備を行います。

 

在宅医療に関わる事業者はどこも同じですが、「機動力」が無ければ、ご家族の置かれた状況をサポートすることができないのです。

 

アラジンケアが機動力を重視するのは、機動力がご家族の安心につながるからなのです。

 

 

ご相談を受けて、準備を整えている間に、やっぱり転院して、在宅療養はその後で、ということもしばしばあります。

 

アラジンケアは、それでも構わないと考えています。

 

在宅療養なのか転院なのか、ご家族にとっては選択肢があるということが重要であり、それが切羽詰まった状況でも安心感を生み出すのだと信じています。

 

ですから、先の見えない不確定な状況であっても、可能性を増やす、選択肢を増やすために、遠慮せずに相談していただくことを、アラジンケアは望んでいます。